妊娠中に筋トレが必要!?切迫早産を防ぐには?

妊娠した!!お腹に赤ちゃんがいるとなると、それまで当たり前に行っていた作業も、周りからストップがかかりやらなくなった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

重いものは持たないように旦那さんに任せ、外出は疲れないように車で。疲れやすいからお昼寝もして・・・など、意識して気を付けていることもあるでしょう。

そこで今回は、「大事にする」と「大事にし過ぎる」の違いと切迫早産の関係を考えてみたいと思います。

 

◆切迫早産が増えている!?

 厚生労働省のデータでは、30年前に比べて早産のリスクが上がっているそうです。これは、近年35歳以上での出産が増加したことや、不妊治療により多胎妊娠が増えたことが関係していると言われています。

その中でも、私たちはその他の理由として「筋力の低下」を重視しています。

女性が妊娠すると、妊娠初期から産後にかけて、「リラキシン」という靭帯を緩めるホルモンが分泌されます。そのため、赤ちゃんの成長に合わせて骨盤は大きく広がることができるのです。ところが現代社会では、生活全てにおいてが便利になったことから、全身の筋肉や靭帯が鍛えられていない妊婦さんが多く、リラキシンが分泌されることで骨盤が過度にゆるみ過ぎてしまう人が増加してしまったのです。

その結果、大きくなるにつれて重くなるお腹を支えている骨盤が、重みに耐えきれず早い段階で開いてしまい、切迫早産に繋がってしまうと考えられるのです。実際、健康状態の良い妊婦さんと比較すると、切迫早産と診断された妊婦さんは恥骨結合の弛緩が大きい場合が多く見受けられるという報告もあるのです。

 

◆切迫早産の回避に筋トレを!!

 では良いお産を迎えるためにはどうすればよいのでしょうか?まずは、出産に向けた体力づくりを始めましょう。

つわりが終わり、体調が落ち着いてきたタイミングで、「筋トレ」を取り入れていきます。とはいえ、腹筋や背筋、スクワットなどのアスリートのようなトレーニングではありません。もっと簡単に、カラダを使って家事をすればよいのです具体的には、掃除機をホウキとチリトリに、長い棒付きモップでの床拭きは雑巾がけにする。買い物は近場であれば車を使わず歩いていく、などです。(妊娠中の体調は変化しやすいので、決して無理はしないでくださいね!)

よく、「妊婦は歩くと良い」と言われますが、これは歩くことで骨盤回りの筋肉が鍛えられ、カラダ全体をしっかり支えられるようになるからなんですね。

 

◆緩んだ骨盤の固定で、難産から脱却しよう!

体調が良ければ、適度に動くこともできますが、そうそう生活を変えられる妊婦さんばかりではありません。なかなかツワリが落ち着かなかったり、上のお子さんのお世話やお仕事を続けていらっしゃる方もいますよね。そんな方は、簡単ストレッチと昔ながらのアレを使用してみましょう。

まずはストレッチです。両膝を立てた状態で仰向けになり、お尻のしたにクッションを入れて腰を高くします。すると、お腹の下の方へ下がっていた赤ちゃんは上(肋骨寄り)に移動します。こうして下がり過ぎていた位置を正すことで、骨盤に掛かっていた重さは解消されます。

ただ、このまま立ち上がるとまた赤ちゃんが下りてきてしまいますよね。

そこでおススメなのが、腹帯を巻くこと。こうすることで弛んでいた骨盤を適度に固定し、赤ちゃんの過度な下がりを防ぐのに一役買うことができるのです。

5ヶ月の戌の日に着用する腹帯ですが、最近は扱いが面倒だと敬遠されがちです。ですが、巻き方のコツさえつかめば非常に便利ですので、一度試してみる価値アリです!

こうした工夫で難産をさけることができれば、ママも赤ちゃんもとても助かりますね。

(※妊娠中は体調が変化しやすく、状態もそれぞれ異なります。必要に応じて主治医の先生にご相談の上、ご対応ください。)

いかがでしたか?

自身の体調と相談しながら動いたり休んだりするのが「大事にする」ことで、ただ楽に過ごすこととは大きく違うのですね。

みなさまのプレママライフが幸せなものであり、良い出産を迎えられますように!!

著者プロフィール

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福嶋靖子
「家事や育児疲れで困っているママさん達の力になりたい」という想いで、自身の育児経験と整体師としてのノウハウを活かした施術やアドバイスは、ママさん達から熱い支持を受けている。2児の母。

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