幸せホルモン増量レシピ

日本では昔から治療に「手当て」という言葉を使ってきました。看護の世界には「タッチング」という言葉が使われています。看護用語集には「タッチング」は患者への安心と安楽を提供する目的で行われる非言語的コニュミケーションと記載されています。なんだか、難しく書かれていますが、実際には手を当てたり、さすったりするなどを指しています。

不思議なことに「手を当てただけで重病が治った。」といった話は、日本だけでなく海外でも古くから語られてきました。手当てによって起こる現象は長らく証明されることはなかったのですが、最近になって科学的な見地からその効果が実証されてきました。今回は手当てが何故、体と心に効くのかについてお話をします。

 

◆スキンシップで増える!?幸せホルモンとは?

手当ての効果と直結するオキシトシンという物質をご存知でしょうか?幸せホルモンと呼ばれたり、ハッピーホルモンとして注目される脳内物質です。このホルモンが増えるだけで人は恐怖心や不安が軽減され、幸せを感じやすくなると言われています。オキシトシンは筋肉を収縮させる作用があり、ほかにも、高血圧を抑制する、免疫力を高めるなどの体に良い影響をもたらすと言われています。他にも 

・相手の感情を感じ取る力がアップする。

・人間関係に対して積極的な気分になり、社交性をアップさせる。

・やさしさや寛容さが増す。

・怒り、敵意、攻撃性を抑え、ポジティブシンキングになる。

・ストレスを緩和したり、ストレス耐性を高める。

・食欲を抑制する作用がある。

・質の良い睡眠をとることが出来る。

・頭痛を含めた全身のあらゆる痛みを緩和させる。

 など心身共に効果があると言われるオキシトシン。基本的には分泌量が増えれば増えるほどよいとされています。では、オキシトシンを増やすにはどのようにしたらよいのでしょうか。

 

◆オキシトシンを増やすには?

食べ物やサプリメントで気軽に体内に取り入れられるとよいのですが、まだそのような方法はありません。オキシトシンはアミノ酸で構成されており、体内に吸収するには分解される必要があります。しかし、胃や腸で分解されるとオキシトシンとは別の物質になってしまうのです。

実はオキシトシンを増やすには口から摂取するのではなく、もっと人間らしい方法であることが研究で明らかになりました。その方法とは、スキンシップです。!!肌と肌の触れ合いで増やすことが出来るということがわかったのです。例えば、背中をさすったり、手をつないだり、ハグしたり、そんな行為がオキシトシンを増やすのです。

 日本で他人にハグをしたりしたら、セクハラ行為として訴えられてしまいます。いくらオキシトシンを増やすと言っても、誰を相手にしても出来るわけではありませんよね。でも、思い出してください。みんな小さい頃はスキンシップが多かった筈です。赤ちゃんは自然と抱っこを要求してきますよね。

 結婚をされている方であれば、出かける前に奥さんや旦那さんと軽くハグするところから始めるとよいでしょう。私は実践して3日目ですが、何となく奥さんの私に対する態度が優しいような気がします(笑)。

そんな相手はいないという方も安心してください。思い遣りを持って、人に親切にすることでもオキシトシンを増やすことが出来ます。例えば・・

・笑顔で挨拶をする。

・犬や猫を可愛がる

・ドアを開けてあげる

・道端のごみをひろう

・靴をそろえる

・困っていそうな人に声をかける

 こんな簡単なことで、幸せになれるなんて、試さない手はありませんよね。

 

如何でしたか?私はストレスが多い社会だからこそ、人との触れあいがより一層意味を持つ時代になってきたと感じます。私は整体師という仕事柄、常に人とスキンシップをしています。だからでしょうか。来院者さんから「先生はいつも元気ね。」と言われます。

皆さんも幸せホルモンを増量して、ハッピーになりましょう!

著者プロフィール

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湯山卓
整体師としてトップクラスの施術実績を誇り、様々な症状の方に対応してきました。施術現場で培った経験を活かし、来院者さんのリアルな声を記事にしてお届するよう心掛けています。

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