地震・車中生活で絶対に覚えたいエコノミー症候群の処方箋!!

震災による被災生活で注目されるようになったエコノミー症候群。聞いたことはあるけど、実はよく知らないという方も多いようです。震災に遭われた皆様にも役に立ててもらえると 嬉しいです。


◆エコノミー症候群って何?  

まずはエコノミー症候群の語源から説明します。飛行機の狭い座席”エコノミークラス”に 長時間座っていた乗客が、機から降りた直後に倒れたことからこの名前が付きました。

足の血管内に血栓ができ、それが肺に流れ込んで胸痛・呼吸困難・心肺停止などを起こし、最悪の場合死に至る恐ろしい症状です。飛行機内だけでなく、狭い座席や自動車内などでも、同じ姿勢をとり続ければ同様の症状が出ます。

特に飛行機の機内で起こりやすいのは、飛行中の機内の気圧は低く1500m級の山にいるのと 同じ状態となること。湿度が平地の20%程度まで低くなることで、体の水分が失われやすくなる こと。またドリンクサービスがあるため尿が出やすくなるアルコールやコーヒーを飲んで、更に水分が失われること。こうして足にできた血栓が、着陸後に動き出した途端に血流に乗って肺に入り、肺の血管をふさいでしまうのです。

◆こんな人は要注意!

こんな人は、血栓が出来やすいので注意が必要です! 環境に大きく左右されるエコノミー症候群ですが、外部環境の影響以外にも注意が必要な人がいます。それは・・・

1.肥満、糖尿病、下肢静脈瘤などを有している人

2.喫煙者

3.40歳以上の女性

4.背の低い人

5.水分をあまり取らない人

6.60代以上の方

7.カテーテル手術経験者

に当てはまる人は、病気や煙草が原因で血流が元々よくありません。いわゆるドロドロ血の状態ですから血栓は出来やすいです。

の人は、ふくらはぎの筋肉量が少ないこと、座席に座った時に圧迫される箇所が血栓を起こしやすい位置にきてしまうことが血栓が出来やすい原因と言われています。

の人は単純に体に水分が少なくなるので、血液が滞留して血栓が出来やすくなります。

の人は加齢による運動機能低下、他の病気の弊害、治療の副作用などによって、統計学的に血栓が出来やすいことが証明されています。

意外に思う方が多いのはではないでしょうか? 最近、医療の進歩によりカテーテル治療が増えています。カテーテル治療はカテーテルという人工の管を血管内に挿入し患部の異物を除去したり薬剤を注入したりする治療方法です。 カテーテル治療は効果も高く、外科手術の必要もないため患者の負担も少なくて済みます。でも、カテーテル治療も完全に問題がないわけではありません。 血管内をカテーテルを移動させる際に、血管の内側を傷付けてしまう可能性があるのです。血管内に傷ができると、傷を修復しようと血栓が出来やすくなるのです。

◆エコノミー症候群を予防するストレッチ法は?

ポイントは狭い空間でも簡単に出来ること、関節付近に血管やリンパ管などが多く通っていることから関節をよく動かすことが大切です。

1. 足首を動かす・足首を伸ばしたり、曲げたりする。・足首を円を描くように大きく回す。

2.足の指を動かす ・座ったまま、つま先出ちをしてアキレス腱を伸ばしたり縮めたりする。・足指じゃんけんを行う。

3.ふくらはぎを優しく揺らす、撫でる ・両手でふくらはぎの筋肉を揺らす。・足首から膝下まで優しく撫でる。

4.貧乏ゆすりをする ・行儀は悪いですが、足首もふくらはぎも動かすことになり効果的です。

5.肩甲骨を動かす ・両手を肩において、前後に10回ゆっくり回す。(隣の人に当たらないように注意)

 同じ姿勢の環境では定期的に身体を動かす・足先指先を動かしてふくらはぎの筋肉を伸縮させる・水分をしっかり摂取し、定期的に補給する・カテーテルの手術経験がある人は血栓リスクがあることを理解して行動する・生活習慣病がある人が長時間飛行機に乗る場合は医師と相談する・60歳を過ぎるとリスクが飛躍的に向上することを理解して行動する

いかがでしたか?エコノミー症候群は原因と処方箋を知って、しっかり予防すれば 発症を抑えることが出来る症状です。血栓が出来る仕組みや出来やすい体質を理解して、対策をするようにしましょう!

著者プロフィール

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湯山卓
整体師としてトップクラスの施術実績を誇り、様々な症状の方に対応してきました。施術現場で培った経験を活かし、来院者さんのリアルな声を記事にしてお届するよう心掛けています。

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