骨粗しょう症で骨折し寝たきりにならない為の極意とは?

厚労省の2007年国民生活基礎調査によると、65歳以上の女性の要介護になる理由のうち、1割強を「骨折・転倒」が占めています。 骨粗しょう症で骨折し寝たきりにならない為にも予防方法について学びましょう。

◆骨粗しょう症と食事カルシウムだけではダメ?

「骨粗しょう症はカルシウム剤を飲めばいいんでしょ?」 と言う方がいますが、骨密度を高めるのにカルシウム剤の摂取だけでは不十分なんです。

カルシウムを効率よく骨の成分に変えるにはビタミンDやマグネシウムが必要になります。ビタミンDは食べ物にも含まれていますが、日光を浴びることでカラダの中で作られます。皮膚の中にある「プロビタミンD」が紫外線の作用でビタミンDになるのです。 とかく嫌われがちな紫外線ですが一日に30分は外へ出て日光を浴びる習慣をつけるとグンッとカルシウム吸収効率が上がります。

また骨の形成には、マグネシウムが大切な役割を担っています。 カルシウムを摂ったら、アーモンドやピーナッツに含まれるマグネシウムの摂取も忘れずに行わなければいけません。

◆骨粗しょう症の原因となる骨泥棒

骨粗しょう症の原因となるのは、食事から必要な栄養を摂取できていないだけではありません。 動物性食品が体内のカルシウムを奪うという話をご存知ですか? 海外の骨粗しょう症の診療ガイドラインでは、砂糖や動物性食品はカルシウムを奪う「骨泥棒」とされ、骨粗鬆症の予防のためアルカリ性食品を摂取するように言及しています。

動物性食品とは、動物に由来する食品。肉・魚・貝・卵・乳など。アルカリ性食品とは、野菜や海藻などです。 野菜と果物の摂取量が多いほど骨密度が高いという研究結果が出ています。 小さい頃からファーストフードを食べ過ぎている若者は特に注意が必要です。

◆骨粗しょう症には運動をすることで骨を強くしよう

骨粗しょう症は運動もとても大事です。 運動をしている人としていない人では、同じ量のカルシウムを摂取していても、骨密度が異なってきます。骨に力が加わったときにその負荷をキャッチする 「荷重センサー」のような働きが骨には備わっています。

よく動いて負荷がかかる部位では、骨を強くするためにカルシウムが多く沈着します。反対に、 体をあまり動かさず負荷のかからない部位では、骨を強くする必要がないと判断して、カルシウムの沈着を少なくしているのです。日光浴をかねて1週間に3回以上、1回30分~1時間くらいを目処にウォーキングをするのがオススメです。

骨粗しょう症の予防をする為の食事と運動についてご理解頂けたでしょうか? まずは、しっかり知識を身に着け、骨折をして寝たきりにならずに長く健康でいられるようにしましょう。

著者プロフィール

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小橋悟
子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 整体の仕事に興味を持つ。また、自身のひざの故障や人間関係に 悩んだ経験から「ココロとボディケアの プロフェッショナルになり社会に貢献したい」 という想いが強くなる。解剖学や運動学の本を読むのが趣味で、テキスト作りからセミナー講師までをこなしている。

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