膝や腰など関節が痛いのは、年のせい?体重のせい?

50歳を過ぎた頃から膝や腰、股関節など関節の痛みに悩まされているという方はいませんか?

関節痛を良くする為に必要なこと。それは関節痛の原因が何なのかを知ることです。

その為にはまず、関節痛に関する誤解を解かなければいけません。あなたは関節の痛みに対してこんな誤解をしてはいませんか?

 

◆関節痛の原因は老化のせい?

 

「関節痛があるのは歳だから仕方がない」

「歳をとれば必ず関節のどこかに痛みが出る」

こんな風に思ってはいませんか?病院に行き関節が痛いと言うと

「50代でも老化が原因」

「70代でも老化が原因」

おかしいと思いませんか?老化が原因なら関節が痛くなったあなたより年上の人は、もれなくみんな関節が痛いということになってしまいます。老化だからと言って必ず関節の痛みが出るわけではないということです。

 

◆関節の痛みの原因は軟骨がすり減るから?

 

「軟骨のすり減りが関節痛の原因です」

「サプリメントで軟骨が再生して関節の痛みがとれた」

 

こんな話を聞いたことがありませんか?人体に約350ヵ所ある関節。骨と骨が接する部分は、硬い骨同士が直接ぶつからないようにクッションの役割をする関節軟骨で覆われています。この関節軟骨がすり減ることで痛みが出るというのですが、実は軟骨には痛みを感じるセンサーがないのです。

皆さんは髪の毛を切ったり爪を切ったりして痛みを感じますか?

髪や爪にも痛みを感じるセンサーがないので、軟骨と同様に痛みを感じることはありません。軟骨がすり減るだけでは関節に痛みは出ないということです。

 

◆節々が痛いのは体重が重いから?

 

「太っているから痩せないと痛みがとれない」

「運動しないと痩せられないけど、痛くて運動ができない」

 

節々が痛くなる中でも、特に多いのが膝の痛みです。膝には日常動作で体重の3~5倍もの負荷がかかると言われています。体重が60㎏の人の片足にかかる負荷は90㎏ですが、80㎏の人の片足にかかる負荷は120㎏になります。体重が重い方は膝の関節にかかる負荷が大きいのは事実です。

 

しかし、痩せているからと言って膝の関節に痛みが出ない訳ではありません。しかも両膝が痛くなるのではなく、まずどちらか片方の膝が痛み、かばっている内に反対側の膝も痛めるという方がほとんどです。

 

体重だけが原因なら片方の膝だけ痛みが出るというのは変な話ですよね。体重が重いからと言って絶対に関節に痛みが出る訳ではないということです。

 いかがですか?

関節痛に関する誤解は解けたでしょうか?老化でも、軟骨がすり減っていても、体重が重くても、必ずしも関節に痛みが出るというわけではないのです。

次回は、なぜ関節痛が起こるのか?その原因を解説していきます。

著者プロフィール

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小橋悟
子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 整体の仕事に興味を持つ。また、自身のひざの故障や人間関係に 悩んだ経験から「ココロとボディケアの プロフェッショナルになり社会に貢献したい」 という想いが強くなる。解剖学や運動学の本を読むのが趣味で、テキスト作りからセミナー講師までをこなしている。

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