腰椎・分離すべり症手術だけしか方法はないと思っていませんか?


「コルセットと痛み止め、湿布を出されて半年たつんですけど
一向に腰椎分離・すべり症の痛みがなくならないんです。
もう手術しかないのかな…」

そう言って東葉コンディショニングに来院されたAさんの
腰椎分離・すべり症の部分は腰椎5番。

しかし、痛みを訴えていたのはその胸椎12番付近という
腰椎が分離・すべりを起こしているずっと上の部分でした。

Aさんが腰椎分離・すべり症と診断されて半年。
痛みの原因は腰椎分離・すべり症を起こしてしまうほど
腰椎に負担をかけてしまうカラダの歪みから起きているものでした。

腰椎分離・すべり症について知るためにはまず背骨の構造について知る必要があります。

こちらをご覧頂き、腰椎分離・すべり症の痛みを解消していきましょう。

◆腰椎・分離すべり症について知る前に背骨の構造を知りましょう

背骨は堆骨と呼ばれる頚椎7個胸椎12個腰椎5個の計24個の骨が
積み重なっています。

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堆骨の前側の部分を堆体と言い

椎体と椎体の間には椎間板というクッションがあります。

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更にこの頚椎が前弯、胸椎が後弯、腰椎が後弯するというS字の弯曲をつくることで重力から効率よく身体を支え全身の衝撃を吸収し、分散してくれているのです。

この背骨の中で一番負担がかかりやすいのが
腰椎の4番・5番です。

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腰椎4番・5番はちょうど、腰が前に弯曲しているところと骨盤(仙骨)の
後ろに弯曲するところの境目にあたります。

まっすぐに立っていても約30度前下方に傾いています。

そのため、腰椎4番・5番には絶えず前方にすべり落ちるような力がかかっているのです。

腰を反らすような姿勢や猫背、背中を丸めて
イスにかける姿勢などで背骨のバランスが崩れると、構造的に負担がかかっている腰椎4番・5番付近に負担が起きやすくなります。

ここで背骨の骨である堆骨を説明しながら
腰椎・分離すべり症についてご説明します。

◆腰椎・分離すべり症とは?

椎間板(ついかんばん)のついている前方部分は椎体(ついたい)と呼び、後方の椎間関節のついている部分は椎弓(ついきゅう)と呼ばれています。

椎体と椎弓の間には椎弓根(ついきゅうこん)があります。
この椎体と椎弓が離れ骨折してしまった状態を「腰椎分離症」といいます。

ほとんどが学生時代にスポーツなどで長期間繰り返し腰椎部分に負荷がかかったために「疲労骨折」を起こしたものです。

腰椎すべり症は、腰椎分離症後におこる「分離すべり症」と加齢によっておこる
「変性すべり症」に分けられます。

両方とも積み木のように積み重なった腰椎が、前方か後方へ滑り出してしまいます。

違いは「分離すべり症」が椎体と椎弓が離れてすべってしまうのに対し
「変性すべり症」は椎体と椎弓が分離していないのに、椎骨を支持している靭帯、椎間板、椎間関節などに緩みが生じ、椎骨を支えきれなくなってすべってしまう状態です。

中年以降の女性に圧倒的に多く、第4腰椎に起こることがほとんどです。

それでは腰椎・分離すべり症になるとどんな症状が出るのかを見てみましょう。

◆腰椎・分離すべり症の症状

●腰痛
 慢性腰痛で腰の周囲に鈍痛が生じます。長時間にわたって立ち続けたり、同じ姿勢で座っていたり、
 歩き続けたり、重労働をすると、痛みがひどくなります。

●下肢の痛み、しびれ
 脊椎すべり症が起こると、椎骨がすべることですべった腰椎が不安定になり脊柱管(神経の通り道)が狭窄し神経を圧迫して、腰痛や下肢痛、しびれが生じますこの部分は腰椎から下肢に向かう坐骨神経が出ている ため、お尻、太もも、膝の後ろ、ふくらはぎなど、坐骨神経に沿った部分に痛みやしびれが起こります。

●間欠性跛行

椎体の後方には神経の通っている脊柱管があります。脊椎のすべりが大きくなると、脊柱管狭窄が起こり、神経が圧迫されることがあります。腰椎にすべりが生じると、下肢を支配している神経が圧迫され、間欠性跛行が起こります。間欠性跛行は、ある程度の距離を歩くと脚が動かなくなり、座って休んでいると、また歩けるようになる症状です。立っていると脊椎のずれが大きくなって神経が圧迫されますが、座ると圧迫が緩むため、また 歩けるようになるのです。また、間欠性跛行に伴って「会陰部の不快感、膀胱障害、直腸障害」などが現れることもあります。

●脊柱の変形
 腰椎にはもともと生理的な前弯がありますが、脊椎すべり症になると、椎骨がすべるためにこの反りが強く なると、脊柱が変形してしまうこともあります。

続いて病院での一般的な治療法についてご説明します。

◆腰椎・分離すべり症の一般的な治療法について

保存的療法

①安静、生活習慣の改善
 ストレッチや筋力強化訓練を行い、腰部周囲の筋肉のバランスを整えます。
 
②装具療法
 局所の安静を保てるようにコルセットなどの装具を着用します。急性に生じた腰痛症の場合には軟らかい簡易 なもので十分です。しかし、何ヶ月にもわたる長期間の着用は、逆に腰の周囲の筋肉に萎縮をも
たらすため避ける
 必要があります。

③内服・外用薬治療
 鎮痛を目的に非ステロイド系抗炎症薬を、痛みによって緊張した筋肉を弛緩させるために筋弛緩薬を使用します。
 また、湿布や外用薬も使用します。

④物理療法
温熱療法等によって局所の循環を改善し、筋痙攣の緩和、痛みを誘発する代謝物の除去、などがもたらされると考えられています。

⑤神経ブロック
トリガーポイントに局所麻酔薬や抗炎症薬を使用する事によって痛みを治療する方法です。
交感神経系の異常な興奮が抑え、局所の血行を改善され、発痛物質が抑制され、痛みが緩和すると言われています。

手術療法

大きく2つの方法があります。

①除圧術
骨がずれて神経を圧迫している部分を削って圧力を取りのぞく手術です。脊椎の不安定性がそれほど強くなく
すべっている部分の骨の動きが小さい場合には、除圧だけを行います。すべり症の治療では、椎間関節が重要
なので、それを壊さないように、神経を圧迫している部分だけを削ります。

②固定術

すべっている部分の動揺がある不安定性を伴うすべり症の場合は、除圧だけではなく脊椎の固定が必要になります。

骨を削り、神経の周りを十分に広げて、椎体と椎体の間に骨を移植するだけではなく、チタン製の金具などで骨と骨の
間を固定します。

それでは、続いて東葉コンディショニングにおける腰部分離・すべり症の施術の考え方についてご紹介します。

◆整体院 東葉コンディショニングにおける腰椎・分離すべり症の施術の考え方・方針

東葉コンディショニングには年間2万人の不調者さんが来院されていますが、そのうちの8割は腰部椎間板ヘルニアや腰椎・分離すべり症を含む、腰痛でお困りの方です。
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私たちは、腰椎・分離すべり症の方で半年以上経過しても腰痛がおさまらないという方に関しては

カラダの歪みが原因で脊柱に変形が生じてしまった結果、体液(血液、リンパ液等)の巡りが悪化し、筋肉の過緊張から神経を圧迫している

状態と考えています。

そのため、この考え方を基に次のような施術を行っています。

1.生理弯曲をつけて重力の負荷を減らす。

重力対して効率よくカラダを支える為の正しい背骨の弯曲(生理的弯曲)を作ります。こうすることで、カラダ全体のバランスを整え筋肉の緊張をとっていきます。

<施術方法の一例>

●脊柱の生理湾曲の正常化

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脊柱の生理湾曲の正常化を図るため、写真のように施術台に上半身の半分程度が乗るように四つん這いの姿勢になってもらいます。体の前側に重力が掛かるため、後湾していた腰部脊柱が徐々に前湾を取り戻し、元の自然なS字カーブが形成されていきます。同時に、腰部周辺の緊張と骨盤全体の歪みが改善されていきます。
四つ這いの姿勢をとることで、内臓から骨盤に掛かる圧迫を一時的に緩和することができ、骨盤周りの調整や生理湾曲の形成を行いやすくなります。また、四つ這いの姿勢の状態のまま、足首を回転させることで下半身全体の筋肉に牽引を掛け、下肢の緊張を緩和させることも目的としています。


2.背骨と仙腸関節にゆとりをつける。

カラダの軸となる人間の背骨には1ミリ程度の関節のゆとりがあります。腰椎・分離すべり症の方は特にこのゆとりがなく、背骨が一塊のようになっています。 中でも腰椎にかかる負荷を減らすには、仙骨と腸骨の関節である仙腸関節のゆとりをつけることがとても重要です。 この関節のゆとりを作ることで、腰にかかる負荷を吸収分散することができるようになります。

<施術方法の一例>

●仙腸関節可動調整

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うつ伏せのまま膝を曲げて、軽く内側に倒し仙骨に手の平を当て固定したまま息を吸ってもらいます。
息を吐くタイミングで固定した仙骨を軽く揺らすことで仙骨と腸骨のわずかな隙間の動きを出せるように調整行います。


3.腰部の深部筋を緩める。

腰椎・分離すべり症の方は、脊柱に変形が生じてしまった結果、体液(血液、リンパ液等)の巡りが悪化し、深部の筋肉まで過緊張状態になっています。この深部の筋肉まで硬くなると、当然腰椎の可動悪化や周辺の神経へ悪影響を及ぼします。そこで、腰方形筋など腰部の深部筋からゆるめ、血液・リンパ液の循環促進を図り、腰部周辺の筋肉を正常化、関節の可動改善を行います。

<施術方法の一例>

●腰部筋肉へのアプローチ

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仰向けの状態で、脊柱起立筋から股関節周辺・腹部を軽く触れながらゆりかごを揺らすようにゆっくり動かします。
可動範囲の限界まで、徐々に揺らしながら脊柱起立筋・腰方形筋・仙腸関節・腸骨稜・股関節周辺の過緊張を深部から緩めていきます


4.下肢アライメント調整

腰椎・分離すべり症の方に多い下肢の特徴である

  • 足首が常に背屈(つま先をあげた状態)している。
  • ハムストリングス(腿のうしろの筋肉)や臀筋(お尻の筋幾)が緊張している。
  • 股関節が外旋しO脚になっているので大腿四頭筋(腿の前側)、腸脛靭帯(腿の横側)が常に伸ばされ固くなっている。

を元の状態に戻していきます。中でも土台となる足部のアーチ形成を再構築することが最大の特徴です。その調整の核となっているのが東葉コンディショニング独自の「CSR理論(立方踵骨支持調整理論)」になります。CSR理論とは、足のアーチが崩れるなどの歪みは、立方骨と踵骨前部の歪みを中心に調整していくことで、下肢の歪み全体をも改善させていくという考え方です。

それでは、腰椎・分離すべり症の痛みから解放された高校球児の症例をご紹介します。

◆腰椎・分離すべり症の痛みから解放された高校球児の症例

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野球部ピッチャーのU君は小学生から野球をやっていて、
中学生の時に腰椎分離症になりました。

その後、腰痛を抱えながら野球を続け、
千葉県の強豪校に進学しました。しかし更に練習が厳しくなり、
毎日練習後に帰ってきては腰の痛みで泣く日々が続いたそうです。
それから整体院や接骨院などを転々としました。

中には精神論を説かれたところもあったそうです。
そして、高校1年生の冬に当院へ来院されました。

練習を休むとレギュラーから遠ざかってしまうと
いうことなので、部活を休むことはできません。

しかし、当院に来院1ヵ月後には、
腰椎分離症を発症してから、一度もとれなかった
腰を反らした時の
痛みは無くなり、練習中の痛みも徐々に減っていきました。

さらに半年後には腰の痛みを感じずに練習が行えるようになりました。

その後も練習や練習試合があり、月に1回しか来院できない時もありましたが
身体の歪みを整えるためにメンテナンスで通院し、高校3年生最後の夏の
大会でチャンスをつかむことになるのです。

U君の高校は選手層が厚く、これまで公式戦に一度も出たことはありませんでした。
しかし監督は、練習を休まずに毎日必死に練習するU君の姿を見ていました。
選手登録変更の締め切り直前、監督から「お前は入れるから」と言われたそうです。
そして最後の夏の大会、5回戦に初の公式戦で先発登板。相手はAシードの強豪校。

そんな大一番で見事勝利を勝ち取ったのでした。

◆腰椎・分離すべり症に効くストレッチや自宅でできることはあるの?


腰椎・分離すべり症になってしまったら、病院でリハビリをするしかない、と思っていませんか?先に述べたように、腰椎・分離すべり症の痛みやシビレには、カラダの歪みや筋肉の過緊張が作用している場合が多いため、当院では来院された方の状態に合わせて、日常生活での注意点やご自宅でできるセルフストレッチを指導しています。
腰椎・分離すべり症でお困りの方には【骨盤の歪みを整える】【腰部の張りを緩和する】ストレッチなどがオススメです。

・簡単にイスに座ってできる骨盤矯正方法

骨盤の歪みが気になる方はこの骨盤矯正体操をしてみて下さい。誰でも簡単に出来ます。

・骨盤コロコロ体操

骨盤のゆがみがとれてきたら次は骨盤を動かして腰部の張りを緩和する体操です。背筋を伸ばして浅めにイスに座り、そのままなるべく肩と頭を動かさないように骨盤を左右交互に上げる動作を10回位行います。この体操は骨盤・背骨の歪み矯正や猫背の矯正にも効果があり、普段の姿勢が原因で痛みが出ている方に効果的です。

※実施においては無理をせず個人の責任の元に行ってください。万一不利益が生じたとしても当方では責任を負いかねます。

その他にも何かご不明な点があれば、是非ご相談下さい。

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著者プロフィール

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東葉コンディショニング
東葉コンディショニングでは、「痛みと戦うあなたを全力でサポート」を合言葉に、病院や他の治療院に行っても症状が改善しないとお困りの方々と日々向き合っています。独自の整体技術「QPR法」とはクイック・ペイン・リリース法の略で、一般的な筋肉を押したり揉んだりする施術とは違います。優しくカラダをゆらゆら揺らしながら安心感を与え、体の芯からゆるめ歪みやねじれを解消させていくのが特徴的です。安全で効果の高い施術法なので、乳児から高齢者、デリケートな妊婦さんまで、また手術を考えるほどの重症の方も多く来院し違いを実感しています。

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