変形性股関節症の歩けないほどの痛み解消法は?

厚生労働省の平成26年度の調査によると、変形性股関節症と診断された人数は約300万人と言われています。股関節は、歩いたり座ったり日常の動作でよく使う関節ですので、痛みがあると何かと不自由になります。

今回は、変形性股関節症になる原因、予防法や自己ストレッチ法、一般的な治療法と整体院東葉コンディショニングでの施術法などをご紹介します。

変形性股関節症による股関節の痛みで悩まれている方は、ぜひ読んでみてください。きっと症状改善のお役になれると思います。

【目次】

◆変形性股関節症とは

変形性股関節症や変形性膝関節症などの変形性関節症は、関節の間にある軟骨が摩耗(摩擦により削れていくこと)して、しまいには骨自体が変形していく症状のことを言います。

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股関節は、上の図のように骨盤(腰の骨)と大腿骨(ふとももの骨)の継ぎ目にあたり、寛骨臼(骨盤側のおわん状のくぼみ)に、大腿骨頭(大腿骨先端の球状の部分)がはまり込んで形成されています。

寛骨臼も、大腿骨頭も、いずれも関節軟骨という弾力性のある組織に覆われており、関節の動きを滑らかにしたり、重力による股関節にかかる負荷をクッションのように受け止める役割を持っています。

また、寛骨臼は深いお椀状になっており、広い面積で大腿骨頭と接して体重を受けるので、負荷を分散することができます。

この股関節部分に掛かる負荷と、何らかの理由により関節軟骨がすり減り、骨同士がお互いにこすれ合い、寛骨臼と大腿骨頭が変形することによって、変形性股関節症は発症します。
それには、進行度合いがあり、前期・初期・進行期・末期の4つに分かれています。

◆前期・・・レントゲンに変化なし
変形性股関節症の前期段階は、臼蓋形成不全などの股関節の形に異常があるが、軟骨のすり減りなどはまだ見られない状態です。痛みはたまに見られる程度なので変形性股関節症と気づきにくいのが特徴です。

◆初期・・・骨の硬化がみられる/関節の隙間は少し狭いところも
変形性股関節症の初期段階は、軟骨が傷つきすり減りだし、関節の隙間(関節裂隙)が少し狭くなってきている状態です。負荷が集中する箇所の骨が硬くなる「骨硬化」が見られ、レントゲンには白っぽく映ります。無理をすると痛みが強くなったりします。

◆進行期・・・関節の隙間が狭くなり骨棘ができる
変形性股関節症の進行期では、軟骨のすり減りが進んで関節の隙間が狭くなり、臼蓋と大腿骨がぶつかったり接する部分も出てきます。骨硬化も進み「骨のう胞(こつのうほう)」という穴があくところが出てきたり、壊れた骨を補うために「骨棘(こっきょく)」という新しい骨の増殖が見られたりもします。股関節の痛みが強くなったり、可動域の制限が起き始めます。

◆末期・・・関節の隙間がなくなる
変形性股関節症の末期になると、軟骨がすり切れてなくなるため、関節の隙間もなくなります。骨硬化が広がり骨のう胞も増えます。骨が露出してぶつかるようになるため、骨がすり減り骨棘も成長し股関節自体が変形します。股関節の痛みも可動域の制限も更に強くなり、歩行が困難になるなど、日常生活にかなりの支障が出てきます。


◆変形性股関節症になる原因とは

変形性股関節症には、原因がはっきりとわからない一次性変形性股関節症と、原因がはっきりしている二次性変形性股関節症があります。変形性股関節症を発症する人の80%以上が、二次性変形性股関節症と言われています。

 変形性股関節症の主な原因には、

・臼蓋形成不全
・発育性股関節形成不全(後遺症)
・下肢アライメントの崩れ

といったものがあげられます。

それでは、変形性股関節症の主な原因について一つひとつ見ていきましょう。

◆臼蓋形成不全

股関節は上記でも説明したように、深いお椀状の寛骨臼が、大腿骨頭を包み込むように形成されています。臼蓋形成不全は、寛骨臼が十分に発育せず浅いお皿の状態で形成されてしまうことから、大腿骨頭が寛骨臼にしっかりとはまり込まず、はみ出してしまう状態のことを言います。

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臼蓋形成不全による股関節痛などの自覚症状は、若い時期にはそれほど現れないので、早期発見が難しい疾患ともいわれています。
しかし、気が付かずに放っておくと、年齢を重ねるごとに寛骨臼と大腿骨頭の軟骨組織がすり減り、やがて骨同士がこすれ合い変形性股関節症に進展してしまう恐れもあります。 

◆発育性股関節形成不全(後遺症)

発育性股関節形成不全は、主に乳児期に見られる疾患です。

乳児の脚は両膝と股関節が曲がり開脚したような状態が好ましいのですが、オムツや服の着用の仕方が悪く、股関節の可動域が制限された状態になることや、横向きで抱っこをするなど、脚が伸ばされた状態になることが多いと、発育性股関節形成不全になってしまう可能性があります。
発育性股関節形成不全の治療を行っても後遺症として、年を重ねた時に股関節への負担が強くかかってしまうなど、変形性股関節症になるリスクが高まってしまいます。
したがって、乳児期から股関節に負担のかからない状態にしてあげることが大切になります。

◆下肢アライメントの崩れ

下肢アライメントとは、足部、足首、膝、股関節と、下肢の関節の並びのことです。足首、膝、股関節は荷重関節といい、主に立っている状態で常に重力により負荷のかかっている関節になります。下肢アライメントが整っていると、下肢の各関節にバランス良く負荷がかかりますが、下肢アライメントが崩れてしまうと、どこかの関節や筋肉に過度の負荷がかかるようになります。
下肢アライメントが崩れ、股関節に長期間過度な負荷がかかっていると、変形性股関節症に進行していくこともあるので注意が必要です。


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◆変形性股関節症に対する一般的な治療法

変形性股関節症の一般的な治療法は、手術を行わない保存療法と手術療法の2つに分けられます。

◆保存療法

変形性股関節症の保存療法には、痛み止めの投与などの薬物療法、筋トレ、患部を温める温熱療法などがあります。
保存療法は、主に変形性股関節症の初期や進行期の状態によって施される治療法です。
初期の場合、痛み止めの投与、減量を中心に行います。
進行期では、プールでの水中歩行などの軽い筋トレ、痛み止めの投与、温熱用法を行います。
進行期でも、股関節の痛みが強ければ手術を行うこともあります。

◆手術療法

変形性股関節症の手術は、骨切り術と人工股関節全置換術の2つが主な手術法です。

・骨切り術
骨切り術は、変形している骨を切って取り除いたり、関節付近の骨を切り関節の角度や位置の調整を行う治療法です。
股関節の傷み具合が進んでいないときに用いられます。

・人工股関節全置換術
人工股関節全置換術は、大腿骨頭部分を切り取り、人工股関節に置き換える治療法です。
主に、進行期で股関節の痛みが強い場合、末期になり歩行も困難になってしまった場合などに用いられます。 

◆変形性股関節症に対する整体院東葉コンディショニングの施術の考え方・方針

変形性股関節症になる原因を説明してきましたが、どの原因にも共通しているのが「股関節が正しい位置からずれ、負担が強くかかっている」ということです。

整体院東葉コンディショニングでは、股関節を正しい位置に戻すだけではなく、そもそも股関節が本来あるべき位置からずれてしまった原因は何なのか、ということに着目し全身のバランスを見ていきます。
整体院東葉コンディショニングでは、QPR(クイックペインリリース)法という独自の整体療法で施術を行います。
どのような症状も、根本的な原因はカラダの歪みや捻じれにあると整体院東葉コンディショニングでは考えています。
従来の整体のような、押したりもんだりボキボキしたり、といった方法ではなく、ゆらゆら揺らしながら脳に安心を与え、カラダの歪みや捻じれを整え症状を解消する点が特徴です。
人間には、カラダのどこかに痛みや痺れが出ても、それを直す自然治癒力が備わっています。
カラダが歪んだり捻じれたりすることで、自然治癒力が弱まり、痛みや痺れが治りにくいカラダになってしまいます。
脳に安心を与えカラダの歪みや捻じれを整えることで、自然治癒力が高まり、痛みや痺れが出ないカラダ、出ても回復できるカラダを取り戻すことができます。
全身の歪みをとり、バランスを整えたうえで、股関節の位置や可動域を正しい状態に調整することで、痛みがつよく歩くのも辛い状態から変形性股関節症による股関節の痛みを出すことなく歩ける状態に症状を改善することを期待できます。

 ※変形した骨自体を治すことは、手術でしかできません。

そして、股関節を正しい位置に戻しながら可動域を調整し、全身のバランスを整えることで、変形性股関節症による股関節の痛みの再発を予防にもつながります。 

◆変形性股関節に対する整体院東葉コンディショニングの施術法

整体院東葉コンディショニングの整体施術では、症状の原因を絞るために、始めに問診(カウンセリング)を行い、次に様々な検査をしてから整体施術を始めます。
まず、視診、動診、触診により検査を行います。

・視診
立った状態、座った状態、寝た状態で左右差や前後差はないか、痛みや痺れなどの症状はないかを検査します。

・動診
腕を上げる動作、足踏みする動作、前屈動作、伸展動作など、様々な動きの中で痛みや痺れが出る動きはないか、左右がバランスよく動いているか、可動の制限はかかっていないかなどを検査します。

・触診
実際に来院者さんのカラダに触れ、硬い筋肉はないか、可動の制限がかかった関節はないか、どのように骨格が歪んでいるのかなどを検査します。
そして、整体施術に入っていきます。

変形性股関節症では、ほとんどの場合下肢アライメントが崩れています。
股関節の調整を行う前に、足のアーチの調整、足首の調整から行います。足は、立っている時のカラダの土台になる部分なので、足が整っていなければ股関節だけを調整しても意味がありません。
足の調整が終わると、股関節を動かすときに関与する筋肉を緩めていきます。

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股関節を動かすだけでも、図のように様々な筋肉を使っています。
大腿部(太もも)から、お腹の奥の筋肉を緩めることで、股関節を動きやすくします。

股関節を動かす際に使う筋肉を緩めたら、下肢アライメント(脚の連結)調整を行います。
下肢アライメントが崩れていると、立位時や歩行時に股関節に過度な負担が掛かってしまいます。
そのため、股関節だけを調整するのではなく脚全体を調整し、バランスを整える必要があるのです。

ここで、整体院東葉コンディショニングの変形性股関節症に対する、具体的な施術の1例を紹介します。

◆筋肉を緩める
【施術法例】

・腸腰筋を緩める
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お腹の奥にある腸腰筋は、歩行時などの股関節を使う動きで関わる筋肉です。
ここが硬くなると、股関節への負担も強くなってきてしまいます。
お腹側から、呼吸を意識しながら筋肉を緩めることにより、股関節への負担を軽減することができます。

・臀筋・ハムストリングスを緩める
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臀筋やハムストリングスも、歩行時などの股関節を使う際に関わる筋肉です。
ここが硬くなると、股関節の可動域を狭め、股関節への負担を強くしてしまいます。
緩めることにより、歩行時などに股関節にかかる負担を軽減することができます。

◆下肢アライメント調整
【施術法例】

・足部調整
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下肢アライメント調整の初めの手法として、足部調整を行います。
足は立位時にカラダを支える土台になる部分です。
足部が歪んでいると、立位時の重心バランスが乱れたり歩行時にうまく足を使えず、股関節に負担をかけてしまいます。
足部を正しい状態に調整することにより、立位時や歩行時に足が本来持っている機能を使えるようにします。
このように、足部を整えることで、立位時や歩行時での股関節への負担を軽減することができます。

・股関節調整
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写真のように、臀筋側とソケイ部側から股関節の調整を行います。
股関節を使う際に関わる筋肉の緊張や重心バランスの崩れなどが原因で、正しい位置から歪んだ股関節を正しい位置に戻します。

・股関節モビライゼーション

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股関節を使う際に関わる筋肉を緩め歪みを調えた後は、股関節の可動調整を行います。
股関節の歪みを整えても、歩行時などに間違えた使い方をしていると、再び股関節に負担が掛かってしまいます。
正しい動かし方ができるように、カラダに股関節の可動範囲を覚えさせます。

その後、全身のバランスを整えます。

ここで、変形性股関節症の初期段階だと診断され来院した方の症例を1つ紹介します。

◆変形性股関節症による股関節の痛みと違和感 40代女性

毎年、涼しく過ごしやすい季節になると、毎日ウォーキングをしているというAさん。
来院される数カ月前から股関節に違和感が出始め、数日前の涼しくなってきた頃にウォーキングを行ったところ、股関節に痛みが出てしまい来院されました。
Aさんは、今まで股関節に痛みが出たことは無いものの、違和感が出ることは何度かあったとのことでした。

今回は、股関節に痛みが出る前に履きなれない靴を履いて出かけることが何度かあり、その時に今まで感じたことのない股関節の痛みが出始めたとのことでした。
心配になり病院で検査をしてもらうと、変形性股関節症の初期段階だと診断されたとのことです。

Aさんのカラダの状態を診てみると、股関節だけではなく、足部から下肢全体が硬く緊張しており、足部のアーチが崩れ、歩行時にうまく足を使えておらず、下肢アライメントが崩れている状態でした。

Aさんの1回目の整体施術。
始めに、立った状態のバランス検査と歩行検査を行ってから整体施術を始めました。
カラダの軸が整い、バランスが安定した状態で立てていると、軽く押された程度ではバランスが崩れることはありません。しかし、Aさんの立った状態のバランス検査では、普段通り立ってもらった状態で前後から軽くカラダを押すと、簡単にバランスが崩れふらついてしまう状態でした。

これでは、普段無意識に立っている状態でも、常に筋肉でカラダを支えることになり、疲労の蓄積や、足首、膝、股関節などの下半身の各関節の可動不全、足のアーチの崩れの原因になってしまいます。

また、Aさんの場合、足の指が常に浮いた状態(浮き足)になっており、かかとから指先までをうまく使えずにペタペタと歩いていました。
Aさんの股関節の違和感と痛みの根本的な原因も、立った時のバランスの崩れから来ていました。

整体施術では、崩れた足部のアーチの調整から始めました。
歩行時に、かかとから指先まで使えるように崩れたアーチを整え、緊張の強くなった太ももから股関節周りの筋肉を緩めながら、股関節の可動調整を行い、全身のバランス調整を行いました。

整体施術後、股関節の可動調整ができる自己ストレッチや、歩行時に指先まで使えるようにするために意識すること、歩行時の足の使い方をカラダに覚えさせるフェルデンクライスエクササイズを行いました。
その後、数回の整体施術で、歩行時の股関節の痛みと違和感が無くなり、今では痛みを気にすることなく、趣味のウォーキングを楽しまれています。

※こちらは個人の症例です。あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

◆変形性股関節症を予防できる自己ストレッチ

・シムス位エクササイズ

このストレッチでは、股関節の可動調整を行いながら、骨盤の歪みを整えることができます。

・骨盤コロコロエクササイズ

このストレッチでは、骨盤の歪みを整えながら、腰周りやお尻周りの筋肉を緩めることができます。

・ワイパーエクササイズ

このストレッチでは、股関節周りの筋肉を緩めることができ、左右のバランスと均等化し整えることができます。

・四つんばい股関節伸ばしストレッチ

このストレッチでは、股関節から臀筋周りの筋肉を緩めることができます。

紹介したストレッチを行うことで
・骨盤を正しい位置に調整
・股関節の可動域を調整
・股関節を動かすときに使う、腰、お尻、股関節周りの筋肉を弛緩
以上の効果を期待することができます。


このように、股関節に痛みが出ていても、カラダのバランス、下肢アライメントを整え、股関節の可動を調整することで変形性股関節症と診断されても、痛みなく過ごせるまでに改善することができます。

変形性股関節症で悩まれている方、手術を勧められているけれど手術はせずに症状を改善させたい方、お気軽に整体院東葉コンディショニングにご相談ください。

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著者プロフィール

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東葉コンディショニング
東葉コンディショニングでは、「痛みと戦うあなたを全力でサポート」を合言葉に、病院や他の治療院に行っても症状が改善しないとお困りの方々と日々向き合っています。独自の整体技術「QPR法」とはクイック・ペイン・リリース法の略で、一般的な筋肉を押したり揉んだりする施術とは違います。優しくカラダをゆらゆら揺らしながら安心感を与え、体の芯からゆるめ歪みやねじれを解消させていくのが特徴的です。安全で効果の高い施術法なので、乳児から高齢者、デリケートな妊婦さんまで、また手術を考えるほどの重症の方も多く来院し違いを実感しています。

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