慢性的な腰痛解消のためにジム通いを始めたら悪化した

腰痛に悩まれている方で、運動で治そうとする方って多いですよね。私達も施術現場でよく運動の相談を受けます。運動不足からくる腰痛は、運動をすることによって腰痛が改善するケースもありますが、逆に悪化させてしまうケースもあるんですね。今回は、当院に来院されているジム通いをしたら腰痛を悪化させてしまったAさんのケースをご紹介します。

◆運動を始めたらかえって腰痛を悪化させてしまった


慢性的な腰痛に悩んでいる都内在住のAさん。運動不足が腰痛の原因かもと思い週3回スポーツジムに通うことにしました。ジムでは、ランニングマシンでジョギング、腰回りの筋肉を鍛えたいと腹筋、背筋などのトレーニングをおこなったそうです。
しかし、トレーニングを開始して一ヶ月。腰痛が改善するどころか徐々に悪化してきて、ある日突然強い痛みに襲われたそうです。

本人曰く「慢性的に腰が痛かったので、運動で体重を減らすと同時に腰回りの筋肉を鍛えていこうとしたのが、逆効果だった・・・。」とのことです。

確かに、運動不足による筋力、柔軟性低下や、姿勢の悪さによる血行不良から、腰痛になる人は多いです。しかし、腰痛の原因は腰回りの問題だけでなく、カラダの他の部位が影響しているケースも多いのです。

◆足のアーチ低下が腰痛の原因に?!


Aさんの足部を検査すると足の指先付近にあるはずの横アーチがほとんどなく、着地時の衝撃がじかに腰に伝わり、ストレスを掛けている可能性があると分かりました。身体を支えるために重要な足のアーチや脚の筋肉、歪みが原因で腰痛を起こしているケースも多くあるんですね。

足の裏には土踏まずと小指からかかとにかけての縦の2つのアーチと、指先に近い部分の横アーチの3つのアーチがあります。土踏まずのない足を「偏平足(へんぺいそく)」といい、主に縦アーチが落ち込んでいます。Aさんの場合は横アーチが落ち込み、全体的に足幅が広がって見える「開帳型」と呼ぶ状態でした。

整体の施術現場にいると「腰痛を訴える人の足裏を見ると、足のアーチがない」という人が目立ちます。二足歩行する人間にとっては、バランスを保つために、足のアーチ、足裏の筋肉は重要です。


足の変形や加齢などで筋肉が衰えてアーチが崩れると、足裏の血管が圧迫されて血行が悪くなるうえに、歩行時の衝撃を分散できず腰痛を招くことにつながります。
足の骨の真下で土踏まずの後ろ側に体重がかかるのが、理想的な着地になります。
ところが、アーチが無くなると体重がかかるポイントが前後にずれ、ふくらはぎなどの脚の筋肉がいびつに伸ばされるようになり、アンバランスな歩き方になり腰への負担も増加します。

◆足のアーチ、下肢の歪みを改善させることが腰痛解消への道!

東葉コンディショニングでは、日頃の整体施術の中で足部、下肢アライメント調整を重視していますが、その調整の核になっているのが「CSR理論(立方踵骨支持調整理論)」になります。

CSR理論とは、足のアーチが崩れるなどの足部のアライメント不良は、立方骨と踵骨前部を中心に調整していくことで、足部のアライメントを改善させていく
という考え方です。この整体施術で、カラダの重心バランスが安定し、足部の各関節の動きがスムーズに動くように改善され、結果として仙腸関節、腰椎への負担が減り腰痛が解消されていきます。

◆足部のセルフケア


足のアーチが失われ、下肢のバランスが悪くなっている状態でいきなり運動を始めると、さらに負担が大きくなり腰痛が悪化する恐れがあるので注意が必要です。
特に高齢な方ほど無理をせず、足を鍛えるところから始めることをオススメします。推奨するのはタオルを床に置いて、趾だけを使ってたぐり寄せ、リボンのように形を整える「タオルギャザー」訓練。足底筋群と呼ぶ足裏の一連の筋肉を鍛えられます。足先を立てたり伸ばしたりすることで膝下の筋肉への運動効果もあります。

20160706173113ef5.jpg

このエクササイズを行うことで、足のアーチを取り戻すとともに足部のねじれ解消も期待できます。

◆ウォーキングで足を鍛える


運動を始めるならまずはウォーキングで足を鍛えたいとお考えの方も多いはず。
もちろん個人差はありますが、最初は無理をせず1日3000歩ぐらいから始めると良いです。

ウォーキングを始める際には、足指を思いっきり開いたり閉じたりし足裏をほぐすことから始めましょう。歩行時には、親指と人差指でしっかり大地をつかんで蹴りだすようにします。筋力がないと重心が外側に行きO脚になりがちですが、そこを踏ん張ってなるべく内側に力を込めるようにします。


筋肉はいったん衰えても、鍛えればある程度は取り戻すことができ維持できます。正しく筋力をつけて前かがみになって後ろに反り返ったりしない歩き方をすれば腰への負担も減ります。腰が痛い状態では、腰をかばおうとして歩き方もぎこちなくなります。
そうなれば、脚や足裏、膝、膝関節、腰への負担も大きくなります。高齢者の場合は、無理せずにできる範囲からはじめるようにして下さい。

いかがでしたでしょうか。足部と腰痛は密接な関係があります。慢性的な腰痛を改善させていくためには、まずは足部、下肢の状態を良くしていきましょう。

整体院 東葉コンディショニング東京院HPはこちら!

整体院 東葉コンディショニング八千代院HPはこちら

著者プロフィール

著者アイコン
湯山卓
整体師としてトップクラスの施術実績を誇り、様々な症状の方に対応してきました。施術現場で培った経験を活かし、来院者さんのリアルな声を記事にしてお届するよう心掛けています。

関連記事