つらさから卒業!痛みや疲れを出しづらい介護方法って!?~イスからの立ち上がり編~

超高齢化社会を迎えた日本で、誰もが他人ごとではない介護の問題。 介護や介助で役に立つ上手なカラダの使い方を一緒に学んでいきましょう。 今日お伝えするのは「イスからの立ち上がり」です。 以前お伝えした「手を返す」を応用しながらやってみましょう。

◆腕を引っ張って立たせると腰痛の原因に?

イスからの立ち上がりをサポートする際、よく見かけるのが「相手と繋いだ手を無理矢理引っ張って立たせる」パターンです。 これは、介助する側・される側のお互いに腰痛や腕の痛みを発生させやすい上、 立ち上がりづらいことが多くあります。 介助の経験があまりない方だと、「とにかく立たせなきゃ!」と、どっしり座っている人をそこから立ち上がらせようと頑張ってしまいがち。 でも、ちょっと待って!まずは落ち着いて相手の状態を把握することが、お互いが楽な介助(介護)につながるのです。

◆「できない部分だけ」介助で、腰痛も減る!

立ち上がりには足の力はもちろん、腹筋やモノに掴まるための腕の力、そしてバランス感覚などが必要になってきます。 例えば腕の力はある、という方であれば、テーブルやイスの肘掛けなどにご自身で掴まってもらい、「お尻を浮かす~立つ」までの動きを、腰や脇の下から支えるだけで済むかもしれません。 今まで10の力で介助していたものが7、6、5・・・と減れば、それだけでずいぶん楽になるとおもいませんか? また、できない部分だけ介助するには、もう1つ良い点があります。 それは、介助される側の方の「やれること、今ある力の現状維持」につながるという点です。 自分でできる部分まで人にやってもらっているうちに、「やらなく」なり、次第に筋力が衰えて「できなく」なることをセーブできるのですね。

◆全身を使った介助(介護)で、腰痛を予防!

それでは実際に立ち上がりの方法を見てみましょう。 ここでは全介助を前提としたものをご紹介します。

①                   ②

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①相手の背中に腕を廻します。3点ベルトのように脇の下から腰にかけてと、腰から肩にかけて腕を廻すようにします。この時、手は「キツネ」の形にすることで、全身の力を効率良く伝えることができます。足は左右に開き、腰を落としてしゃがみます。足は前後には開きません。

②介助者がそのまま立ち上がります。相手を立たせようとするのではなく、自分自身が立ち上がることで、相手に負担をかけずに立位になることができます。

いかがでしたか? 介助・介護のやりやすさは、人によって変わってきますが、カラダの上手な使い方を覚えておくことで、難しい場面でも極力無理のないやり方ができるといいですね。

 

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著者プロフィール

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福嶋靖子
「家事や育児疲れで困っているママさん達の力になりたい」という想いで、自身の育児経験と整体師としてのノウハウを活かした施術やアドバイスは、ママさん達から熱い支持を受けている。2児の母。

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