スポーツ選手以外にも起こりうる腰椎分離症の思わぬ原因とは?

腰椎分離症と聞くと、成長期の活発なスポーツ活動をすることで起こる疲労骨折と思いがちです。今回は、激しいスポーツをしていなかったが、腰椎分離症になってしまった高校生の症例を紹介します。

 

◆腰椎分離症を発症した高校生A君

A君は小さい頃から姿勢が悪く、中学生の時から、授業中毎時間右足を左足の上に組んでいたそうです。高校3年生の10月のある日、突然朝起き上がろうとしたら左側の腰に激痛が走りました。

はじめて腰痛を経験し、病院へ行ってレントゲンを撮ってもらうと、腰椎分離症と診断されました。しかし、お医者さんの話によると、ここ最近なったものではないとのことです。

 

◆A君が腰椎分離症になった原因とは?

お母さんが腰椎分離症についてインターネットで調べたところ、腰椎分離症は成長期の活発なスポーツ活動をすることで起こる疲労骨折ということが分かりました。しかし、お母さんには疑問が残りました。うちの子は運動という運動なんて全然やっていないのになぜ腰椎分離症になったのか?

その時、息子さんが中学生の頃から写真を撮るたびに、左肩が落ちていることを指摘されていたのを思い出しました。そして、カラダの歪みが関係しているのかもしれないと思い東葉コンディショニングに来院されました。

 

◆腰椎分離症に対する東葉コンディショニングの考え方

初回でA君のカラダの歪みを見たところ、左肩は落ちていて、骨盤は左回旋、背骨は右側に傾いていました。この姿勢は、イスに右脚を組んで座っている時の姿勢だったのです。この長年の姿勢の積み重ねが、腰椎分離症になってしまった理由でしょう。

 

しかし、なぜ腰椎分離症という骨折をしていたのに腰に痛みが出なかったのでしょう?実は骨には痛みを感じる神経がありません。骨折の時に痛みや腫れが出るというのは、折れた骨からの出血や、骨を覆っている骨膜や周囲の組織の損傷、炎症が原因です。稀なケースで、損傷が少なければ骨折であっても腫れや痛みが少ない時もあります。生まれつきということもありますが、彼の場合、過去に腰のレントゲンを撮影したことがありましたが、何も指摘されませんでした。そのため、長年の姿勢の悪さが影響したのだと思われます。

今回痛みが出たのは腰椎分離症そのものではなく、これまでの姿勢の悪さの積み重ねによって左腰周辺の筋肉の過緊張により痛みが出ていたのでしょう。

初回の施術で腰の生理弯曲をつけ、背骨の関節に遊びをつけたところ、来院時の痛みはなくなりました。ですが、長年の癖によってできたカラダの歪みはとれていません。そのため、このままではまた痛みが出てしまいます。4月からは美容師の専門学校に通うとのことでしたので、「ただでさえ無理な姿勢が多く腰痛になりやすい美容師の仕事につくことを考えると、今のうちにしっかりカラダを正していくべき。」ということを伝えました。お母さんにも提案を受け入れてもらい、学校に通い始める頃は本来の真っ直ぐな姿勢に戻り、現在もカラダの歪みを整えるため定期的に通院しています。

歪みの影響から腰椎分離症にはなっていましたが、しっかりその原因となる習慣を変えることで痛みは出なくなるのです。今後この経験は今ある痛みを取るだけでなく、今後の痛みを出さない為に予防としての重要な役割を持つことでしょう。

 

このように、アスリート等競技者以外にも腰椎分離症になる可能性があります。自分の姿勢を一度鏡で見たことはありますか?もしかしたら、カラダが気づいていないうちに傾いている可能性もあります。気になる方は、一度鏡をよくチェックすることをオススメします。痛みが出てしまう前に東葉コンディショニングへご相談ください。

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著者プロフィール

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小橋悟
子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 整体の仕事に興味を持つ。また、自身のひざの故障や人間関係に 悩んだ経験から「ココロとボディケアの プロフェッショナルになり社会に貢献したい」 という想いが強くなる。解剖学や運動学の本を読むのが趣味で、テキスト作りからセミナー講師までをこなしている。

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