腰部脊柱管狭窄症の原因判明!?その意外な場所とは?

以前、腰部脊柱管狭窄症でも、原因が狭窄している部分ではなく、臀部や下肢そのものの筋肉の緊張による神経の圧迫で、間欠性跛行と同様の症状が出ることがある、とお伝えしました。今回は足の捻挫が要因となって狭窄症と同じような症状が出ていた方のケースをご紹介します。


◆腰部脊柱管狭窄症と病院で診断されるまでの生活

腰部脊柱管狭窄症で病院や接骨院に1年程通院していたものの、症状が変わらなかった60代Aさん(男性)のお話です。事務系の仕事を定年退職され、趣味で自宅の畑で農作業を行っていたある日、ポリタンクに水を入れて水をあげようとした時に右足をくじいてしまいました。その後1ヶ月の間は足をひきずるような生活を余儀なくされました。それから一度は痛みが弱くなり、通常通り歩けるようになっていました。ある日、いつも通り歩いていると段々両足が重くなってきました。時間が経つにつれ両足にしびれと痛みが出てきて、30分程歩くと少し休まないと歩けなくなってしまったのです。整形外科を受診しMRIを撮影した結果、腰部脊柱管狭窄症から起こる症状と診断されました。

 

◆痛みとシビレの原因は腰部脊柱管狭窄症?

痛みとシビレの原因は腰部脊柱管狭窄症と診断されたため、投薬による保存治療で様子を見ていましたが、症状は変わらなかったそうです。最初は20分歩けていたのが10分も歩けなくなっていきました。東葉コンディショニングに来院を開始した時には、わずか4歩(2m程度)歩くだけで両足の痛みとシビレで座り込んでしまう状態でした。全身の筋肉が固まっていて、特に右の足首の関節の動きが悪く、つま先を上に上げる背屈という動きがほとんど出来ない状態でした。

そのせいで歩行時に真っ直ぐに足を着く事が出来ずつま先を外に向けるような歩き方になっていました。右足をかばっていたせいで左足も同じように固くなり、がに股の状態で歩いていたようです。この状態だと常にお尻の筋肉が外側方向に引っ張られているので、お尻の筋肉の間にある神経が圧迫され、足に痛みと痺れを出していたのだと予測しました。

 

◆東葉コンディショニングでの腰部脊柱管狭窄症へのアプローチとは?

まずは、歩き方のせいで崩れてしまったカラダ全体のバランスを整え、足首の動きを出すために足関節の動きを正常化し、潰れてしまった足部のアーチを調整しました。次に、がに股になっている下肢全体のアライメントを真っ直ぐにすることで、臀部周りの筋肉の緊張を取るようにアプローチしました。はじめは2mしか歩けなかった状態から、駐車場までの15m程の距離で痛みが出なくなり、3ヵ月後には1時間以上歩いても問題なく、これまで通り農作業ができるまでに回復しました。その後、病院でMRIを撮ったのですが、腰部脊柱管狭窄症の状態は変わっていませんでした。

Aさんの場合、腰部脊柱管狭窄症にはなっていたのですが、痛みとしびれそのものは臀部から下の筋肉の緊張による神経の圧迫であり、きっかけは右足首の捻挫だったと推測されます。 

いかがだったでしょうか?これが足の捻挫が要因で腰部脊柱管症の間欠性跛行に似た症状が出ていた方のケースです。皆さんの周りでも同じような症状でお困りの方がいたら、是非一度整体の観点からご覧になってみてはいかがでしょうか?


著者プロフィール

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小橋悟
子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 整体の仕事に興味を持つ。また、自身のひざの故障や人間関係に 悩んだ経験から「ココロとボディケアの プロフェッショナルになり社会に貢献したい」 という想いが強くなる。解剖学や運動学の本を読むのが趣味で、テキスト作りからセミナー講師までをこなしている。

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