骨折で寝たきりに?高齢者の4大骨折とは?

高齢者がなりやすい骨折に4大骨折というものがあります。以前にご紹介した「脊椎圧迫骨折」の他に「大腿骨頚部骨折」「上腕骨近位端骨折」「橈骨遠位端骨折」の合わせて4つです。今回は骨折部位の説明と何故この高齢者がこの場所を骨折してしまうのかについてご説明します。

 

◆高齢者4大骨折①「脊椎圧迫骨折」

 

脊椎(せきつい)は背骨を構成する一つ一つの骨のことで、この骨の一つを椎体と呼びます。この部分が押しつぶされるように変形してしまう骨折を脊椎圧迫骨折といい、他の3つの骨折とは異なるので、詳しくはこちらをご覧ください。

脊椎.JPG

 

◆高齢者4大骨折②「大腿骨頸部骨折」

 

大腿骨は、膝から上の「ふともも」の部分の骨で、この骨の股関節からすぐのところで曲がってる部分を大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ)と呼びます。この部分の骨折を大腿骨頸部骨折といい、転んだり、階段から落ちたりした時に多く見られるのがこの骨折です。

大腿骨頚部.JPG

◆高齢者4大骨折③「上腕骨近位端骨折」

 

上腕骨は、肘から上の「二の腕」の部分の骨で、この骨の肩関節に近い部分を上腕骨近位端(じょうわんこつきんいたん)と呼びます。この部位の骨折を上腕骨近位端骨折といい、転んで、肩から打ったり手をついたりした時に多く見られるのがこの骨折です。

◆高齢者4大骨折④「橈骨遠位端骨折」

 

橈骨は、肘から下の親指側の部分の骨で、この骨の手首側に近い所を橈骨遠位端(とうこつえんいたん)と呼びます。この部分の骨折を橈骨遠位端骨折といい、 転んで、手をついたりした時に多く見られるのがこの骨折です。

橈骨遠位端.JPG

 

◆骨折は老化が原因?

なぜ高齢者が骨折しやすいのかというと、老化や骨粗しょう症などによって骨自体が弱くなっているからです。特に閉経後の女性はホルモンの関係から脆弱化しやすくなります。またこれらの部位は骨折しやすい部位で骨折の治りも悪いのが難点です。

 

いかがでしたか?高齢者の4大骨折は特に転倒による骨折が多いので、日頃から転倒しない為のカラダのバランス力、転んだ時のカラダの柔軟性がとても重要です。骨折をきっかけに余計にカラダを動かさなくなり寝たきりになってしまう方もいる為、何よりも予防が大切です。

転倒予防にはこちらの【短時間でウォーキングより運動量が20~30%アップするポールウォーキング】も参考にしてみてください。

著者プロフィール

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小橋悟
子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 整体の仕事に興味を持つ。また、自身のひざの故障や人間関係に 悩んだ経験から「ココロとボディケアの プロフェッショナルになり社会に貢献したい」 という想いが強くなる。解剖学や運動学の本を読むのが趣味で、テキスト作りからセミナー講師までをこなしている。

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